就業と介護

数ヶ月前の新聞記事で、医療や介護に携わる人たちの過労が深刻な状態にあることを知りました。
大変そうな仕事だなとうすうす感じてはいましたが、実際に数字で知ると心配になります。
睡眠時間が2時間という日も少なくないといいます。
そこで、アルバイトとしての就業先に介護の仕事が増える気がします。
今の環境では人手不足で、患者さんや施設に入居している人のきめ細かいお世話をするのは無理があるようです。
正社員では負担やストレスが大きいと感じる人も、アルバイトとしての就業なら介護の業界も疲労が比較的少なくなります。
また、アルバイトであれば自分の得意分野を選ぶことが可能かもしれません。
たとえば調理であったり、送迎であったりする場合です。
もちろん人手が足りない現場では、他の部署の手伝いを頼まれることがないともいいきれませんが、自分の部署に専念できそうかどうかを確認するとよいでしょう。
また、夜勤の人のフォローのために深夜だけ働くという選択肢も考えられます。
深夜に働くのは肉体的にきついので大変ではありますが、その分時給も高めなので比較的短い時間で済むかもしれません。
また、深夜は患者さんの容態に変化が現れやすい時間帯といわれます。
介護業界について
介護現場では、仮眠の時間があったとしてもナースコールで呼び出しがあればかけつけなければなりません。
しかも、それが少なからずあるといいます。
こうした勤務が長期にわたると社員自身の健康が損なわれてしまいます。
さらには医療ミスのリスクも増えてしまいます。
そうした時間帯にアルバイトで就業してくれる人が増えると、介護業界にとってとても助かることでしょう。
特別な資格がないとしても、補佐的なことをしてくれる人がいるだけで仕事の効率が上がります。
患者さんにとってもスムーズに対応してくれることはありがたいですし、従業員にとっても疲労やストレスがそれだけ減ることになりますまた、アルバイトであれば正社員に比べて休暇をとりやすい立場にあるかもしれません。
さらに、いつまで働くかを決めるのも比較的自由でしょう。
現場が忙しいときは必ずしも予定通りにはいかないのも事実ですが、いくらか時間の自由がきくだけでも気分が軽くなるのではと思います。
時には精神的に大変なこともあると思いますが、介護は社会にとってとても貴重な仕事ですのでもっと高い評価を受けてもよい業界でしょう。
それが収入に反映されれば理想的ですが、周囲が感謝の気持ちを伝えるだけでもモチベーションが上がると思います。